mcAccesseが屋形船の楽しい遊覧と安全を支える
MCAの便利さは、20年前から体験済み
JR浜松町から金杉橋方面へ歩くこと2分。首都高速が頭上を走る古川沿いには、7軒のつり船・屋形船の船宿が軒を連ねる。この一面に、今回取材させていただいた3隻の屋形船と数台のつり船を持つ、竹内様がある。「うちは東京湾で海苔が作られていたころから父がずっとつり船屋をやっていたんですが、一時期土木会社もやっていました。私は学校を卒業したあとそちらの会社で働いていたんですが、その時にアナログのMCA無線を使っていたんですよ。当時は携帯電話も普及してなくて、広い作業現場で連絡を取り合うのに重宝してました。もう20年近く前のことだね」と、現親方の竹内慎一郎さん。
携帯電話では、満足のいく通信ができない
竹内様の船が停留する古川は川幅が狭く、桟橋に着けられる船は1隻がやっと。お客様を乗せた船が安全に着岸するためには、相互連絡をとって持ち船の3隻が時間をずらして帰還しなくてはならない。「出航時間が5分や10分の差だと帰りにかち合ってしまうこともある。それまでは携帯電話で連絡をつけていたんだけど、店と船、船同士と電話をかけていると操船中で電話に出れなかったり、話し中で中々つながらなかったりなど、煩わしいことも多かった」と当時を振り返る。そんな中、親方が出先から帰ってみると、mcAccess eのパンフレットがお店にあった。親方の留守中に飛び込みの営業マンが置いていったものだという。MCAの便利さを知っている親方は、移動無線センターのホームページを見て問い合わせた。
商売の繁栄のためにmcAccess eは不可欠
mcAccess eの良さを女将さんや他の船頭さんたちにも解ってもらった上で導入を決定したいという思いから、ポータブルタイプを借り受け、テストを行い導入を決めた。お店から各船の調整を計る女将さんは「携帯電話では船頭さん一人一人に1回ずつ電話をかけて話をしなくてはならなかったのが、全部の船に一斉に連絡することができるのでとても便利になりました」と言う。船頭さん達は漁業無線を使っていたこともあり、プレストークなどの使い方にも問題はなく、海上であっても音声がクリアなため聞き間違いや聞き直しもなくなったという。「他の船頭さんの情報のやりとりを聞いているだけでも状況が把握できるから楽ですよ。ボタンを押せば会話ができるから、電話をかける手間がかからない分、操船に集中できる。安全面からもいいですね」また、花火大会や大きなイベントがあるときなどは、携帯電話の使用が制限され困っていたということからも解消された。お客様に気持ち良く屋形船を楽しんでいただきたいと願う竹内様にとって、mcAccess eはなくてはならないものとなっている。
「楽しかったよ」のひと言が本当にうれしいです。