より早く確実な輸送を。通信手段がその決め手-。
運行状況把握、ドライバー負担軽減のため 無線の導入は30年前から
車の運行状況を把握し、ドライバーに負担をかけたくないとの思いから30年前に業務用無線を導入しました。
当時としては、無線がついているということがステイタスでした。
ただ、自社敷地内に設置した高さ15mのアンテナタワーから八代と交信するのがやっとでした。
(1986年5月、熊本地区アナログMCAサービス開始。)携帯電話がまだ普及していない時代、テレホンカードやフリーダイヤルは普及していましたが、比較考慮の末、アナログMCA無線を導入しました。「こんなに良く聞こえるのか。」と思い、同時に何故もっと早く導入しなかったのかと後悔しました。
デモ機を使ってみてビックリ!!
運行効率アップ、経費ダウン
アナログMCA無線では、通信エリアが熊本県内に限られていましたので、遠方へ出向く車との連絡手段はその後普及した携帯電話でした。
当社が、就業規則で運転中の携帯電話使用を禁止したのは、改正道路交通法が施行される前です。ドライバーは、停車中に着信履歴を確認し折り返し連絡していました。
しかし、全長16mのトレーラーは止めるスペースがなかなかないため、連絡を取るのに時間がかかるんです。荷主様の都合で行き先が急に変更になることもあり、「今すぐ連絡したいのに…。」とヤキモキすることも多々ありました。
その時、勧められたのがmcAccess e 。「試しにデモ機を使ってみてください。よかですばい。」と言われても、なかなか踏み込めませんでした。でも、無線販売店の有限会社九州無線サービスとは付き合いも長いですし、渋々使ってみました。
ところが、熊本の本社から北九州の苅田を走っている車を呼んでみてビックリしました。信じられないくらいに音がいい。これにかなうものは無い!と導入を決めました。
mcAccess e は、運行中であっても九州一円、さらに全国でも容易に連絡が取れます。急な進路変更にも即座に対応できるので、無駄な時間と燃料を使わなくてすみ、広い意味での省エネにも繋がり、運行効率もアップします。ドライバー同士でもmcAccess e 情報交換をしたり、お互いの安全運転を呼びかけあったりしています。持っていた携帯電話も全て解約することができ、通信費もかなりコストダウンしました。
※掲載内容は取材当時のものです(平成20年1月 取材)